猫の症例紹介
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猫の症例紹介 Case of cat
角膜潰瘍
角膜潰瘍は、犬や猫でよく見られる眼科疾患です。特に猫では、猫ヘルペスウイルスの感染によって発症することが多い病気となります。
また基礎疾患にドライアイが存在する場合や、異所性睫毛(逆睫毛)がある場合などは再発率が高い病気です。基礎疾患を治療していく必要があることも多い傾向にあります。
主な症状
犬猫ともに、「目ヤニが多くなる」「涙が多くなる」「目をしょぼつかせる」「目をよく掻く」「目をつぶって開けられない」といった症状が多いです。
診断
細隙灯検査、シルマー試験、フルオレセイン染色試験、細胞診を行って診断していきます。
また、ホルモン異常などの病気が基礎にある場合は血液検査を行うこともあります。
治療
一般的には目薬で治療を行います。細菌感染が見られる場合には抗菌薬を使用し、角膜を保護するためにヒアルロン酸を使用して角膜の治癒を促していきます。
潰瘍が重度で角膜穿孔を起こす可能性が高い場合は結膜フラップや眼瞼縫合といった外科的手術を行うこともあります。
角膜の治癒が悪い場合には、血清という血液から作った点眼薬を使うこともあります。
肝臓腫瘍
肝臓腫瘍のうち50%強が原発性の肝細胞癌で、孤立性の病変を形成することがほとんどです。胆管細胞癌と胆管嚢胞腺腫はそれほど多くはありませんが、合わせて20%を占め、カルチノイドと肉腫はそれぞれ15%を占めます。
主な症状
嗜眠、虚弱、食欲不振、多飲多尿、嘔吐などが一般的な症状です。症状がなく健康診断などで発見されるケースもあります。
診断
触診による腫瘍の触知や、レントゲン検査・腹部超音波検査などの画像検査で発見されることが多いです。確定診断にはCT検査やバイオプシー検査などを用いて総合的に判断します。
治療
孤立性の腫瘤性病変であれば外科手術が最も有効です。ただし多発性のものや後大静脈などの主要血管を巻き込んでいる場合などは手術が難しく、その他の治療が選択されます。
化学療法や放射線療法に関してはあまり効果がなく、選択しないケースが多いです。
症例
肝臓外側左葉の巨大な肝細胞癌を切除した手術所見です。
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